今日から4回にわたって「お口のケガ」についてお話ししようと思います。
お口のケガには大きく分けて4種類あります。
1、歯のケガ
2、唇やその周りのケガ
3、舌や頬粘膜のケガ
4、あごの骨の骨折
第1回目の今日は、街の歯医者さんで一番多い「1、歯のケガ」について。
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歯のケガは大きく分けて
a,歯がかけた
b,歯が折れた
c,歯が抜けた
の3種類があります。
a,歯がかけた場合
歯と同じ色のプラスチックをくっつけるなどして、見栄えを戻して咬めるようにします!
b,歯が折れた場合
・縦に折れたのか横に折れたのか?
・お口の中に出ている部分が折れたのか根っこが折れたのか?
・歯のなかの神経が出てしまっていないかどうか?
などによって治療法が変わりますが、基本的にはまず元どおりに戻すように努力します!
c,歯が抜けた場合
・いつ抜けたのか?
・完全に抜け落ちてるかどうか?
・歯が埋まっていた骨の状態はどうか?
・口の中以外で悪いところはないか?
などをチェックして、再度くっつく可能性があって処置できる状態あれば隣の歯と固定するなどして抜けた歯を元に戻します!
ここでケガをした場合のポイントを2つ!
・まずはお電話をください!
・折れたり抜けたりした歯は持ってきてください!
保健室がある学校の校庭で歯が抜けたのであれば生理食塩水につけてきてもらいたいですし、飲み屋さんで殴られたのであればポカリスエットや牛乳につけてきてもらえばいいです。なにもなければせめて乾燥しないようにべたべたの濡れティッシュにくるんでもらってもいいです。
口の中が血だらけでフラフラするようなら、歯医者にかけてる電話をいますぐ切って「119」と押してもらった方がいいかもしれません。
どういう状況でケガをしたかによって最善の対応は変わりますが、「血は出るわ痛いわ」という状況でご自身で適切な判断することは難しいと思います。
「いざ」というときの「かかりつけ」ですので、とにかくまずはお電話をください。
すぐに来てもらうべきかどうか?
対応可能かどうか?
対応できない場合はどこに行けばよいか?
歯はどうすればよいか?などをお話しします。
今日はお口のケガでよくある「歯のケガ」についてでした。
次回は「唇やその周りのケガ」についてお話します。
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