インビザラインはアメリカ生まれのマウスピース矯正。
シンプルで快適な矯正方法として、世界100カ国以上、600万人以上の患者様の矯正治療に使用されています。
矯正治療を受けることをためらってしまう原因のひとつには、「装置が目立つこと」があります。「目立つ装置を付けたまま会社や学校に行くのは気が引ける」という方も少なくないのではないでしょうか。矯正治療時の見た目の問題をクリアする方法には、裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正とも呼ばれます)という治療法もありますが、そのほかに多くの方に支持されている治療法が「インビザライン」です。
ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正とは違い、自分で着脱が可能なマウスピース型の矯正装置です。厚みが薄く、透明な装置なので、至近距離でも目立たず、矯正中であることが気づかれにくいのが大きな特徴です。マウスピース矯正はメーカーによって適した症例が異なりますが、インビザラインは比較的幅広い症例に対応することができます。
従来の矯正治療とはまったく異なる治療法で、緻密に設計・作製されたオーダーメイドのマウスピースを、2週間ごとに新しいものに交換することで少しずつ歯を動かしていくという方法をとります。
ここ数年は日本でも「取り外し可能」「目立ちにくい」というメリットからインビザライン治療を希望する方が増えています。「目立つ装置に抵抗がある」「痛いのは苦手」という方は、ぜひインビザライン治療を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
多くの人と接する社会人や、人前に立つ場面の多い方、人生の大切なイベントを控えた方など、矯正治療のために見た目の印象が大きく変化してしまうことが困難な場合の選択肢として、インビザラインは選ばれています。
「クリンチェックシステム」という独自の術前シミュレーションにより、治療を受ける全ての患者様が、治療開始から終了までの歯の動きを、治療開始前に3D画像で確認することが可能で、安心して治療に踏み切ることができます。
治療終了までの全ての過程を正確にシミュレートできることで、治療開始前に、治療期間を正確に予測することができます。
計画的かつモチベーションをもって治療に取り組むことができます。
精密検査で得られた3Dデータをもとに、患者様一人一人に合わせてマウスピースを設計。
専門工場で専門技工士が、設計と治療計画に基づき製造。インビザライン治療の全過程のマウスピースが一度に製造されます。
インビザラインの矯正装置(マウスピース)は、食事や歯磨きなど必要に応じて自分で着脱が可能なので、お手入れは普段通り。2週間ごとにマウスピースを自分で交換して治療を進めます。ドクターが定期チェックも行うので安心です。
すべての症例に適応可能なわけではありません。
インビザライン治療には、適応できる症例とできない症例があります。
以下では適応が難しい症例・不可能な症例をご紹介します。
インビザライン治療には、1日20時間以上の装着時間をできるだけ毎日キープすることが重要です。自分で着脱できることはメリットですがその反面、装着時間を自己管理できなければ満足のいく治療効果が得られない場合や、治療の進捗が遅れる可能性も考えられます。
アゴの骨格自体に左右または前後のズレがある場合、歯を移動させる矯正であるマウスピース矯正では改善することが非常に困難と言えます。
歯並びが大きく乱れており、歯を動かさなければならない距離が長かったり、歯根を動かす必要があったりする場合は適しません。ただし、ブラケット治療と併用することで適応できるようになります。 ※歯根を移動させる段階ではブラケットを使用し、それ以外の段階ではインビザラインを用いることも可能です。ブラケットのみで矯正するより、併用した場合の方が治療期間は短くなります。
患者さまの歯並びのお悩みや治療に関する疑問を歯科医師がヒアリングします。そして、歯科医師からマウスピース矯正の治療内容やメリット・デメリット、費用などの説明を受けます。 ポイントは、疑問や不安があれば、どんな小さなことでも質問すること!
治療前の不安が解消されないまま治療が進むと、後々トラブルにつながることもあります。 まずは無料カウンセリングをご予約ください。
マウスピース矯正による治療を希望される場合は、精密検査に進みます。 精密検査では、口腔内検査のほかにレントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影を行ないます。
そして、クリンチェック(=シミュレーション)の3D作成の為にデジタルスキャナーでお口の3D情報を記録します。(※不快な型取りは行いません。)
精密検査の結果をもとに歯科医師が治療計画を立て、患者さまにその内容と治療期間、費用についてご説明をします。 こちらも、納得がいくまで説明をしてもらうことが大切です。
患者さまが治療計画と費用についてしっかり納得されたら、治療の契約として治療がスタートします。 この段階で行うシミュレーション(=クリンチェック)が当院では無料です(通常は3~5万円)。
患者さま専用に作製された矯正装置(アライナー)を装着します。 取り外しが可能なアライナーの着脱方法やお手入れ方法、注意事項などを歯科医師が患者さまに説明します。
アライナーは、装置の種類によって違いますが、1日に装着する時間が決まっています。指定された時間装着しながら、治療の段階に合わせて新しいものにつけ替えていきます。
歯並びが整ったら、一定期間は保定装置を装着して元の歯並びに後戻りするのを防ぎます。
目標までの歯の移動量や動きやすさは個人差がありますが、おおよそ1年~1年半程度が目安です。インビザラインでは1回のマウスピース交換で、0.25mm程度とわずかな移動距離ですが、独自のクリンチェックシステムにより、最短ルートで効率的に移動させるので、一般的な矯正治療の期間と比べても大きな差はありません。治療開始前に明確な治療期間がわかるので安心して治療に臨むことができます。
食事や歯磨きの時など、必要に応じて自分で取り外せる矯正装置を使用した矯正方法のため、しっかりとした自己管理のもとで1日20時間以上の装着時間をキープする必要があります。
お手入れインビザラインの矯正装置は、自分で着脱するマウスピースタイプなので、取り外して洗浄することができ、お手入れは簡単です。
インビザラインは2週間ごとに装置を交換することで、歯を理想的な位置へと動かします。歯科医師と相談のうえ、1~2ヶ月に一度決められた間隔で通院することで、治療をスムーズに進めます。歯科医師の指示に従って治療を行わないと、満足のいく治療結果が得られなくなります。
インビザラインを装着したまま食事やブラッシングを行うと、装置を傷つけてしまう恐れがあります。
非常に注目され、日本でも日々症例数が増えているインビザラインですが、やはり従来のワイヤーによる治療のメリットもあります。
状態によってはワイヤー矯正の方に変更した方が、早く確実に矯正が完了する場合があります。
当院ではその際の変更料金を無料にさせていただいております。 インビザラインのみに固執するのではなく、少しでも安心してきれいな歯並びになるお手伝いをいたしたいと思っております。 安心してお任せください。
インビザライン | ワイヤー矯正 | |
---|---|---|
期間 | 数ヶ月~2年程度(症例により異なる) | 1年半~3年程度 |
適応年齢 | 幅広い年齢の方に対応可能 | 特に決まっていないが、成長期の子どもの場合は効果が現れやすい |
装着感 | マウスピース型の装置のため違和感は少ない | 歯の表面にワイヤーを装着するため違和感を覚えやすい |
見た目 | 透明のため目立ちにくい | 材質等によっては目立たせない工夫も可能なものの、 マウスピースよりは目立ちやすい |
傷み | 一般的には、通常の矯正と比較すると痛みを感じにくい | 装置の痛みを感じる場合もある(個人差あり) |
日常生活 | 着脱できるため、普段通りにブラッシングや食事が可能 | 取り外せないため、ブラッシングや食事の際には注意が必要 |
対象者 | 歯並びによっては、対応できない | ほとんどの場合対応できる |
治療後はもちろん、治療経過の状態も把握できるため、治療中の不安・負担を軽減することができます。患者様ご自身が望む状態が明確になることで、矯正治療へのモチベーションが維持しやすくなるのもメリットです。
最初の1回の3Dデータから、その後使用するすべてのマウスピースをまとめて作製するため、毎回歯科医院に通う必要がなく、生活面での負担を軽減できます。また、人の手では不可能な0.2~0.3mmの範囲で少しずつ歯を動かせるため、痛みが現れにくいというメリットもあります。
インビザライン治療は、すでに世界100カ国で600万人を超える方が受けているという報告があります。認定制度や、治療技術に対しての的確なガイドラインがあるため安心なシステムと言えるでしょう。
インビザラインの通常コースです。
インビザライン・ライトは、前歯の多少のズレやすきっ歯など、軽度の不正歯列を改善するための部分矯正や、矯正治療後の後戻りのリカバリーに適したマウスピース矯正です。
一般的なインビザライン・フルは、製作できるマウスピースの数や治療期間に制限はありませんが、インビザライン・ライトは14ステージ(1ステージ:2週間)以内に治療が完了する症例に限定されます。適用症例は限られますが、短期間(約7ヶ月)で治療が終わること、また治療費を安く抑えられることがメリットです。
透明なマウスピースを使うため目立たないこと、治療中の痛み・違和感を軽減できること、取り外せるため食事や歯磨きに不自由しないことなどは、一般的なインビザラインのメリットと同様です。
後戻り防止ための保定装置です。
最新の3Dスキャナーで患者様のために快適な矯正治療を目指す 佐々木歯科医院では、インビザラインのマウスピースの矯正装置を作製するために必要な歯型を『iTero Element(アイテロ エレメント)』という3Dスキャナーで採取します。
従来の歯型は『シリコン印象』という精密印象材で数分間かけて採得するため、苦しい思いをしなくてはなりませんでした。 特に嘔吐反射の強い方にはつらいものでしたが『iTero Element(アイテロ エレメント)』の導入により、短時間で快適に歯型をとることができるようになりました。歯型をスキャンするスピードは、平均で上下顎をすべて行って『約5分』という早さです。
最新の精密スキャニング技術でデータの精度が上がり、マウスピースの精度も上がります。 これにより、今までのシリコン印象による歯型を採得する治療に比べて、さらに矯正治療の結果が向上します。
今までのシリコン印象材の場合は採取した歯型をアメリカまで空輸する必要があり、マウスピースが出来上がるまでに時間がかかりました。『iTero Element(アイテロ エレメント)』ならスキャンしたデータをインターネットで送ることができるので、シリコン印象の場合よりも『1~2週間程度も早く』治療をスタートすることができます。
歯列のスキャン (1分)
スキャンからドクターサイトへのデータ移管(15分)
計画的かつモチベーションをもって治療に取り組むことができます。
スキャンデータと処方書をあわせてオンライン送付 2~3日でクリンチェックが完成
スキャンから最短25日程度でアライナー(マウスピース)が到着します。※修正の頻度により変動
光加速治療を可能にする歯列矯正装置がオーソパルス®(OrthoPulse®)です オーソパルス®(OrthoPulse®)は、患者様ご自身で安全かつ簡単にご家庭で光加速治療を行うことができる世界初の画期的な装置で、近赤外線のエネルギーを利用して、歯の周りの組織を活性化させ、痛みを和らげながら歯の動くスビードを速める装置です。
カナダのバイオラックスリサーチ社によって開発され、2015年の秋にFDA(米国食品医薬品局)で認証を受けた世界最先端の医療機器です。 細胞に光をあてると、細胞の中のミトコンドリアが光に反応して活性化します。これをフォトバイオモジュレーションといいます。 フォトバイオモジュレーションを用いた治療は炎症を沈め、痛みの緩和や迅速な疲労回復を促すためスポーツやリハビリの分野で幅広く使われています。
オーソパルス®は、低光レベルの光をあてることで骨再生を刺激し、それによって矯正歯科治療のスピードを加速させます。歯列矯正治療は骨や組織に圧力をかけて行うものですが、オーソパルス®を使って細胞に光エネルギーを加えることで、痛みを軽減し治癒させることが可能となります。
治療期間の短縮ー通常は3年かかる治療を安全に1年で終了 一般的に歯列矯正治療は、約2年〜3年程の治療期間がかかります。それは、歯自体は比較的速く移動させることが可能ですが、歯根の周辺の骨はそれほど速いスピードで再生しないため、安全に歯の移動を加速することは通常の治療では難しいためです。
研究結果ではオーソパルス®を使用することで、歯根吸収させることなく、治療期間を最大66%短縮できることが確認されています。ですから、通常は3年かかる治療を安全に1年で終了させることが可能なのです。
インビザラインでの矯正治療に加え、オーソパルスで近赤外線光を歯ぐきにあてて細胞エネルギーを活性化させ、矯正治療を短縮化します。
内蔵のLED光エミッターから近赤外線である850nmの波長の光が照射され、人体の細胞内のミトコンドリアに作用して、代謝を向上させます。この際に、細胞が機能するためのエネルギーが生成されると同時に細胞が活性化し、歯の移動が促進されるため、歯の移動に伴う痛みも緩和します。
オーソパルス®は1日10分くわえて頂くだけで矯正期間を短縮 マウスピース、ワイヤー、あらゆる歯列矯正装置と併用して使用していただけます。 オーソパルス®には、医療品質レベルの柔らかなシリコンに安全かつ優しいLED光エミッター(放出体)が埋め込まれており、「運動選手が使うマウスピースのような感覚」で簡単に口内に装着することができます。
使い終わった後はクレイドルに置くだけで充電が開始。同時にオーソパルス®専用アプリとデータが同期します。専用アプリをご利用いただくことでドクターがオーソパルスの使用状況を管理します。
オーソパルスを使用するとアライナー交換頻度が短縮され、マウスピースひとつひとつの使用期間が短くなるため、を清潔に保てます。